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京都の紅葉の名所まとめ

 
京都の紅葉は、歴史ある寺社や庭園と自然が調和し、京都の盆地ならではの 昼夜の寒暖差によって鮮やかに色づきます。川や橋、額縁のような風景とともに、多彩なモミジやカエデが織りなす美しさは格別です。
夜には幻想的なライトアップも楽しめ、平安の雅を感じながら、まるで絵巻物のような秋の風情を堪能できます。

東福寺の紅葉

  • 通天橋からの「紅葉の雲海」
    東福寺最大の見どころは、本堂と開山堂を結ぶ「通天橋」から眺める「洗玉澗(せんぎょくかん)」と呼ばれる渓谷に広がる紅葉の雲海です。橋の上から眼下に広がる赤や黄、橙に染まったモミジの海は、まるで別世界のような絶景で、京都屈指の紅葉名所と称される理由となっています。

  • 「通天もみじ」の葉形
    東福寺のもみじは、葉先が3つに分かれる「通天もみじ」と呼ばれる品種が有名です。一般的なイロハモミジ(5~7裂)とは異なり、独特の葉形が特徴です。

  • 散り紅葉の美しさ
    紅葉のピークを過ぎても、地面を覆う真っ赤な葉の絨毯や、渓流を流れる紅葉が美しく、初冬ならではの風情を楽しめます。

  • 塔頭(たっちゅう)の紅葉
    紅葉シーズンにのみ公開される塔頭(光明院、龍吟庵、勝林寺など)では、苔庭や枯山水庭園と紅葉のコラボレーション、ライトアップなど、本堂とはまた異なる趣きが楽しめます。紅葉シーズンは塔頭の特別公開やライトアップ(天得院など)が行われます。

  • アクセスの良さ京都駅から電車で約3分、京阪電車鳥羽街道駅から徒歩約8分と、市内でもアクセスが非常に良い紅葉名所です。

◎他の紅葉スポットにはない特徴

  • 渓谷を埋め尽くす紅葉の規模
    約2,000本のモミジが渓谷全体を覆い尽くすほどの圧倒的なボリュームと、橋からの俯瞰的な眺望は、他ではなかなか体験できません。

  • 「紅葉の雲海」を体験できる橋
    通天橋や臥雲橋など、渓谷の上を渡る橋からの景色は、紅葉の雲海を間近に体感できる唯一無二のポイントです。

清水寺の紅葉

  • 清水の舞台と紅葉の絶景
    清水寺の紅葉は、約1,000本のヤマモミジやカエデが境内を赤やオレンジに染め上げ、特に有名な「清水の舞台」から見下ろす錦雲渓(きんうんけい)の紅葉は、まるで赤い雲海のよう。舞台が紅葉の海に浮かぶように見え、京都でも屈指の絶景ポイントです。

  • 奥の院や子安塔からの眺望
    奥の院や子安塔からは清水の舞台を遠望しつつ、舞台と紅葉のコラボレーションをより広い視野で楽しめます。

  • 三重塔や放生池周辺の紅葉
    三重塔や放生池周辺にも紅葉が広がり、歴史的建造物と紅葉の調和が美しいフォトスポットが点在します。

  • ライトアップの幻想的な雰囲気
    11月中旬から下旬にかけて夜間特別拝観とライトアップが実施され、青い光(観音様の慈悲を表す光とされる)と紅葉の幻想的なコラボが楽しめます。

  • 昼と夜の両方の美しさ
    日中の鮮やかな紅葉と、夜のライトアップによる幻想的な風景、両方を一度に楽しめるのも大きな魅力です。

◎他の紅葉スポットにはない特徴

  • 「清水の舞台」からの俯瞰的な紅葉景色
    崖に張り出した舞台から、眼下に広がる紅葉の海を一望できるのは清水寺ならでは。他の名所にはない、圧倒的なスケール感と視点の高さが特徴です。

  • アクセスの良さと観光資源の豊富さ
    市街地中心部からアクセスしやすく、周辺には二年坂や三年坂など観光資源も豊富なため、観光客にとっても非常に便利な紅葉スポットです。そのため、国内外を問わず、年中を通して観光客が非常に多く訪れる観光名所になっています。

永観堂の紅葉

  • 約3,000本の多様な紅葉
    永観堂の境内にはイロハモミジやオオモミジなど約3,000本もの紅葉が植えられており、赤・黄・オレンジなど多彩な色合いが庭園や参道を彩ります。

  • 放生池に映る逆さ紅葉
    境内中央の放生池を取り囲む紅葉が水面に映り込み、実物と逆さ紅葉の両方が見られる幻想的な景観が人気です。

  • 昼と夜の両方の紅葉
    昼は太陽に照らされて鮮やかな色彩が際立ち、夜はライトアップで幽玄な雰囲気に包まれます。

  • 歴史的建造物との融合
    阿弥陀堂や釈迦堂などの歴史的建造物が紅葉と一体となり、京都らしい風情を醸し出します。

  • 「みかえり阿弥陀」などの文化財
    堂内には、珍しい姿の「みかえり阿弥陀」像や、重文などの寺宝が紅葉シーズンに公開されます。

◎他の紅葉スポットにはない特徴

  • 放生池の「逆さ紅葉」
    池に映る逆さ紅葉は、永観堂ならではの幻想的な絶景です。

  • 昼と夜の両方で楽しめるライトアップ
    昼間の鮮やかさと夜の幽玄さ、両方の表情を一度に楽しめる点が特徴的です。

  • 古来よりの紅葉名所としての歴史
    「モミジの永観堂」として和歌にも詠まれ、平安時代から続く由緒ある紅葉の名所です。

東寺の紅葉

  • 五重塔と紅葉のコントラスト
    高さ約55メートルの国宝・五重塔が、色鮮やかな紅葉を背景に聳え立つ光景は圧巻。国内最高峰の木造塔と紅葉の絶妙な調和が魅力。

  • 瓢箪池に映る紅葉と五重塔
    池の水面に紅葉や五重塔が鏡のように映り込み、幻想的な風景が広がる。写真映えするスポットとして人気。

  • 夜間ライトアップ
    例年10月下旬から12月上旬にかけて夜間ライトアップが実施され、五重塔と紅葉が美しく照らし出される。日中とは異なる幻想的な夜の紅葉が楽しめる。

  • 歴史的建造物との融合
    金堂・講堂などの国宝建築と紅葉が織りなす風景は、京都ならではの荘厳さと華やかさを兼ね備える。

  • アクセスの良さ
    京都駅から徒歩約15分と、都心部からアクセスしやすい立地。観光拠点として他の紅葉スポットと組み合わせやすい。

高台寺の紅葉

  • 臥龍池(がりょうち)に映る逆さ紅葉
    小堀遠州作と伝わる庭園内の臥龍池に紅葉が鏡のように映り込み、幻想的な「逆さ紅葉」の風景が楽しめます。

  • 桃山時代の庭園美と紅葉の調和
    国の史跡名勝庭園に指定された広大な庭園で、桃山時代の豪華な建築や茶室、竹林と紅葉が一体となり、優美な景観が広がります。豊臣秀吉の正室・北政所ねねゆかりの寺院で、桃山時代の歴史と紅葉を同時に楽しめる点が大きな特徴です。

  • 夜間ライトアップによる幻想的な紅葉鑑賞
    京都で初めてライトアップを実施した寺院で、夜の静寂と光のコントラストが紅葉の美しさを一層引き立てます。

  • 約1,000本のモミジ・カエデ
    境内にはヤマモミジやイロハモミジなどが約1,000本植えられ、鮮やかな紅葉が楽しめます。

  • 開山堂や臥龍廊、竹林など多彩な絶景ポイント
    開山堂や臥龍廊(屋根付きの廊下)、竹林などさまざまな角度から紅葉を楽しめるスポットが点在します。

◎他の紅葉スポットにはない特徴

  • 京都初の紅葉ライトアップ寺院
    ライトアップの歴史が長く、夜の紅葉鑑賞の先駆け的存在です。

  • 東山の借景と一体となった庭園美
    東山の自然を借景にした壮大な庭園は、他の紅葉スポットにはないスケール感と迫力があります。

  • 圓徳院など隣接する紅葉スポットとの連携
    高台寺の目の前にある圓徳院も紅葉の名所で、合わせて巡ることでより深い紅葉体験ができます。

南禅寺の紅葉

  • 荘厳な三門と紅葉のコラボ
    日本三大門の一つに数えられる高さ22mの三門と、その周囲を取り囲む鮮やかな紅葉のコントラストが圧巻。荘厳な三門と紅葉のコラボレーションは、他の紅葉スポットにはない格式とスケール感がある。

  • 広大な境内の紅葉一色
    約4万5000坪の広大な境内が、秋には約200~300本のカエデやモミジで真っ赤に染まり、紅葉の散る晩秋になっても見事な紅葉の絨毯が広がる。

  • 方丈庭園・龍吟庭の紅葉
    名庭師・小堀遠州作の「方丈庭園」や「龍吟庭」など、歴史ある庭園と紅葉の調和が美しい。

  • 三門楼上からの眺望
    歌舞伎「楼門五三桐」で有名な三門の楼上からは、紅葉に彩られた伽藍や京都市街を一望できる。

  • 水路閣と紅葉の絶景
    明治時代のレンガ造りアーチ「水路閣」と紅葉のコラボレーションは、南禅寺ならではの風景。伝統的な伽藍と明治時代のレンガ造り水路閣が共存し、紅葉とともに多様な景観美を楽しめる。

  • 塔頭寺院の紅葉
    天授庵(枯山水・池泉回遊式庭園)や南禅院(池泉回遊式庭園)など、塔頭寺院の庭園でも多彩な紅葉が楽しめる。

北野天満宮の紅葉

  • 史跡御土居のもみじ苑
    豊臣秀吉が築いた歴史的な土塁である「御土居」を活かした紅葉の名所で、約350本のモミジが色づきます。御土居の上部から見下ろす紅葉、下部から見上げる紅葉、双方の景観を楽しめます。

  • 紙屋川と朱塗りの鶯橋
    川の水面に赤や黄色の紅葉が映り、朱塗りの太鼓橋「鶯橋」との絶妙なコラボレーションが美しい。

  • 展望所からの国宝御本殿と紅葉の共演
    展望所からは、紅葉に囲まれた国宝の御本殿の姿を一望できます。

  • 樹齢400年を超える古木
    苑内には樹齢400年以上のモミジもあり、歴史を感じながら紅葉を堪能できます。

  • 竹林と紅葉のコラボレーション
    紅葉の赤と竹林の緑が織りなす珍しい光景も見どころの一つです。紅葉と竹林の共演は、京都の他の紅葉スポットでもあまり見られない特徴です。

  • 夜間ライトアップ
    毎年11月中旬から12月上旬にかけてライトアップが行われ、昼間とは異なる幻想的な紅葉を楽しめます。

◎他の紅葉スポットにはない特徴

  • 川と朱塗りの橋、国宝本殿が一体となった絶景
    川・橋・本殿・紅葉の四重奏が、他にはない絵画的風景を作り出します。

  • 上下から紅葉を楽しめる立体的な鑑賞体験
    御土居の上から見下ろす、下から見上げる、川から眺めるなど、多角的な紅葉鑑賞が可能です。

  • 樹齢数百年の古木と歴史的空間
    樹齢400年以上のモミジや、秀吉時代から続く空間で紅葉を楽しめるのは希少。

瑠璃光院の紅葉

  • 書院2階からの「瑠璃の庭」紅葉絶景
    窓いっぱいに広がる紅葉を、書院2階の部屋から一望できる。額縁のように切り取られた紅葉の風景は圧巻。

  • 黒塗りの机に映る「リフレクション紅葉」
    書院2階の机の表面に鮮やかな紅葉が鏡のように映り込み、独特の幻想的な風景が楽しめる。黒塗りの机や漆塗りの床に紅葉が映り込む光景は、他寺院では見られない瑠璃光院ならではの特徴。

  • 「床もみじ」と呼ばれる漆塗りの廊下や床に映る紅葉
    漆塗りの廊下や床にも紅葉が反射し、足元にも美しい紅葉が広がる。

  • 多彩なカエデが彩る参道
    数十種類のカエデが植えられた参道が鮮やかに色づき、参拝前から紅葉の美しさを堪能できる。

  • 八瀬の山々と庭園の借景
    比叡山など周囲の山並みを庭園の一部として取り込んだ「借景」の紅葉風景が楽しめる。

  • 夜間ライトアップ
    ライトアップされた紅葉が床や廊下に映り、昼間とは異なる幻想的な美しさを味わえる。

◎他の紅葉スポットにはない特徴

  • 額縁のような窓から切り取られた紅葉風景
    窓を額縁に見立てた構図は、写真映えも抜群でSNSでも話題。

  • 通常非公開の寺院での特別拝観
    春の青もみじと秋の紅葉シーズンだけの特別公開で、希少な体験ができる。

■嵐山・渡月橋周辺の紅葉

嵐山・渡月橋周辺の紅葉の見どころ 

  • 渡月橋と紅葉の絶景
    嵐山のシンボル・渡月橋は、秋になると背後に広がる山々が赤や黄に染まり、橋と紅葉のコラボレーションが圧巻です。橋の上や川沿いから、錦織のような紅葉の山並みを望めます。

  • 多様な色合いとスケール感
    嵐山一帯の山々はカエデやモミジなど多種多様な樹木が色づき、赤・黄・オレンジなどグラデーション豊かな紅葉景観が楽しめます。

  • トロッコ列車からの眺望
    嵯峨野トロッコ列車からは、峡谷や川沿いの紅葉を眼下に、車窓からも美しい紅葉を楽しめます。

  • 大堰川からの水上観賞
    和船や屋形船で川から見上げる紅葉も格別。水上からのアングルは他では味わえない体験です。

  • 嵐山もみじ祭り
    毎年11月に開催される「嵐山もみじ祭り」では、大堰川に浮かぶ社寺船や芸能船、平安絵巻のような催しが行われ、紅葉とともに京都らしい雅な雰囲気を堪能できます。

嵐山・渡月橋から徒歩圏内の紅葉名所

渡月橋から徒歩どれくらいでいけるかを事前に把握しておくことが重要。

  • 天龍寺
    渡月橋から徒歩約5~10分。世界遺産で、曹源池庭園の紅葉が圧巻。

  • 野宮神社
    渡月橋から徒歩約10~15分。苔と紅葉のコントラストが美しい。

  • 竹林の小径
    天龍寺や野宮神社へ向かう途中、竹林と紅葉が織りなす風景が楽しめる。

  • 宝厳院
    天龍寺の塔頭寺院。紅葉ライトアップも有名。渡月橋から徒歩約10分。

  • 常寂光寺
    渡月橋から徒歩約20~25分。境内全体が紅葉に包まれ、特に参道の紅葉トンネルが人気。

  • 鹿王院
    渡月橋から徒歩約20分。静かな参道と紅葉のトンネルが魅力。

  • 祇王寺
    渡月橋から徒歩約20分。苔庭と紅葉のコラボレーションが幻想的。

  • 嵐山公園(中ノ島地区)
    渡月橋周辺。川沿いの紅葉が美しく、ベンチで休憩しながら楽しめる。

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