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京都の桜の名所まとめ

 

京都は日本屈指の桜の名所として知られており、歴史的な神社仏閣や美しい自然景観と桜が融合した絶景が楽しめます。各名所には独自の魅力があり、それぞれ異なる桜の楽しみ方ができます。見頃時期は例年3月下旬から4月上旬が中心ですが、場所によって若干の違いがあります。
京都の桜の名所に関してはインバウンドも多く訪れ、一年の中でも最も京都が混雑する時期です。

■京都の神社仏閣の桜の名所

清水寺

  • 見どころ
    約1,000本の桜が境内を彩り、「清水の舞台」から見下ろす桜と京都市街の眺望は圧巻です。特に夕暮れや夜間特別拝観時のライトアップは幻想的で、朱色の本堂と桜、夜空のコントラストが唯一無二の美しさを生み出します。

  • 他にはない特徴
    世界遺産の歴史的建造物と桜の共演、「舞台」からの俯瞰的な景観は他の桜名所では味わえません。

円山公園(八坂神社・知恩院を含む)

  • 見どころ
    約650本の桜が咲き誇り、特に公園中央の「祇園枝垂桜」は高さ12m・幅10mの大木で圧倒的な存在感。昼夜問わずライトアップされ、華やかさと幻想的な雰囲気を両方楽しめます。

  • 他にはない特徴
    京都最古の公園としての歴史と、八坂神社や知恩院など周辺の歴史的建造物と一体となった桜景観が魅力。祇園の町並みや「ねねの道」など、周辺の散策も楽しめます。

平安神宮神苑

  • 見どころ
    約20品種・約300本の桜が広大な神苑を彩り、特にベニシダレザクラが有名。朱塗りの社殿や池に架かる泰平閣(橋殿)と桜のコラボレーションは雅やかで、京都らしい風情が漂います。

  • 他にはない特徴
    国の名勝に指定された池泉回遊式庭園で、紅しだれ桜の密度と庭園美の融合が独特。庭園内をゆったり散策しながら桜を楽しめるのも魅力です。

醍醐寺

  • 見どころ
    豊臣秀吉が「醍醐の花見」を催した歴史的な桜の名所。約700本の桜が境内や庭園を彩り、特に樹齢150年の「太閤しだれ桜」は圧巻。建造物や庭園と桜の調和も美しい。

  • 他にはない特徴
    「花の醍醐」と称されるほどの桜の多様性と、歴史的な花見文化の舞台であること。期間限定のライトアップも人気です。

高台寺

  • 見どころ
    方丈前庭「波心庭」のしだれ桜や、ねねの道のソメイヨシノ並木が有名。夜間特別拝観のライトアップで、庭園や池、竹林が幻想的な雰囲気に包まれます。

  • 他にはない特徴
    豊臣秀吉の正室・ねねゆかりの寺で、歴史と桜が融合した静謐な空間。現代的なライトアップ演出や、桜が終わった後も石楠花や竹林など見どころが続くのも特徴です。

東寺

  • 見どころ
    境内に約200本の桜が咲き、特に樹齢120年・高さ13mの大きなシダレザクラ「不二桜」と五重塔の組み合わせが圧巻です。瓢箪池に映る五重塔と桜の光景も美しいです。

  • 他の名所にはない特徴
    世界遺産の五重塔と巨大な不二桜のコラボレーションは東寺ならでは。夜間ライトアップでは、歴史的建造物と桜が幻想的に浮かび上がり、フォトスポットとしても高い人気を誇ります。

仁和寺

  • 見どころ
    境内に200本以上の「御室桜」が咲き誇ります。御室桜はサトザクラの一種で、淡いピンク色の花が特徴。遅咲きで、京都の桜シーズンのフィナーレを飾ります。

  • 他の名所にはない特徴
    土壌の影響で木の高さが2mほどと低く、目線の高さで桜を楽しめるのが最大の魅力です。子どもと一緒に桜と写真を撮りやすい点や、観覧台から一望できる絶景も人気です。世界遺産の寺院でゆったりとしたお花見ができるのも特色です。

■京都の神社仏閣以外の桜の名所

嵐山・渡月橋

  • 見どころ
    渡月橋沿いに約1.5km続く桜並木と、桂川越しに望む嵐山全体が桜色に染まる景観は壮観。橋と山、川、桜が織りなす風景はまるで絵画のようです。

  • 他にはない特徴
    「日本さくら名所100選」に選ばれた、川と山と桜の立体的なコラボレーション。トロッコ列車や屋形船など、さまざまな角度から桜を楽しめるのも嵐山ならではです。

原谷苑

  • 見どころ
    園内には約20種、数百本もの桜が密集し、特に紅しだれ桜が圧倒的なボリュームで咲き誇ります。苑内の桜の半数以上が紅しだれ桜で、桜のアーチや“桜のジャングル”と称されるほどの密度が特徴です。

  • 他の名所にはない特徴
    個人所有の庭園ながら一般公開されており、知る人ぞ知る“花の楽園”です。桜以外にも雪柳など多種多様な花が同時に楽しめ、まるで桃源郷のような雰囲気を味わえます。

元離宮二条城

  • 見どころ
    約50品種・300本の桜が城内全域に植えられ、清流園や「桜の園」などエリアごとに多様な桜が楽しめます。ソメイヨシノ、ヤマザクラ、ヤエベニシダレなど多彩な品種が順次開花します。

  • 他の名所にはない特徴
    世界遺産の城郭と桜の競演、夜間ライトアップやプロジェクションマッピングなどイベントが充実している点が特徴です。歴史的建造物と現代的な演出の融合は、他の桜名所にはない体験です。

蹴上インクラインの桜

蹴上インクラインは、京都市左京区にある明治時代の舟運用傾斜鉄道の廃線跡で、現在は観光名所として親しまれています。春には、約90本のソメイヨシノが線路沿い500~582mにわたって咲き誇り、桜のアーチやトンネルが続く幻想的な絶景スポットです。

  • 見どころ

①桜のアーチとトンネル
廃線跡の線路沿いに、ソメイヨシノがアーチ状に並び、頭上を桜が覆うトンネルが続きます。満開時には淡いピンク色の花がシャワーのように降り注ぐような光景が広がります。
②歴史的建造物との融合
明治時代の近代化遺産であるインクラインの線路跡と、桜のコラボレーションは京都ならでは。線路の上を歩きながら桜を楽しめる体験は他にはありません。
③絶景撮影ポイント
桜のアーチや線路の遠近感、高低差のあるレイアウトが写真映えし、多くのフォトグラファーが訪れます。

  • 他の桜の名所にはない特徴

①廃線跡×桜の景観
他の桜名所にはない「線路跡×桜並木」という独自の景観が最大の魅力です。線路の上を歩きながら桜を楽しめるスポットは京都でも珍しく、歴史と自然の融合を体感できます。
②高低差のある散策路
全長約582m、高低差36mの傾斜鉄道跡を歩くことで、視点を変えて桜を堪能できます。
③アクセスの良さ
京都市営地下鉄「蹴上駅」から徒歩3~5分とアクセスが良く、観光客にも人気です。

■京都の川沿い・河川敷の桜の名所

鴨川河川敷(下京区・中京区)

  • 特徴
    鴨川の河川敷(七条~九条など)にも桜並木があり、市街地中心部で手軽に桜を楽しめます。

  • 見どころ
    川沿いの桜並木と京都の町並みのコントラスト、夜桜も美しい。

木屋町通り・高瀬川沿い(中京区)

  • 特徴
    高瀬川沿いの木屋町通りにも桜並木があり、夜はぼんぼりが灯り、京の町並みと桜の共演が楽しめます。

  • 他と違う点
    京都らしい町家や飲食店が並ぶ通りで、夜桜と町歩きを同時に満喫できます。日本人よりも外国人のほうに知られているらしく、夜桜鑑賞は本当におすすめです。

賀茂川堤・加茂街道(左京区・北区)

  • 特徴
    賀茂川の西岸堤防沿いには、ソメイヨシノを中心とした桜並木が約2kmにわたって続きます。葵橋から上賀茂神社近くの御薗橋まで、川原や堤防を散策しながら桜を楽しめます。

  • 見どころ
    川沿いののんびりとした雰囲気と、五山の送り火「舟形」や北山連峰の山並みを背景にした桜景色が魅力。観光客が比較的少なく、地元民にも愛される穴場スポットです。

  • アクセス
    地下鉄北山駅や出町柳駅から徒歩圏内、京都府立植物園や上賀茂神社とセットで巡るコースもおすすめ。

半木の道(なからぎのみち/左京区)

  • 特徴
    賀茂川東岸、北大路橋から北山大橋の間、約800mの散策路沿いに約70本のヤエベニシダレザクラが咲き誇ります。

  • 見どころ
    満開時には桜のトンネルができ、濃いピンク色の花が幻想的。京都府立植物園に隣接し、植物園~上賀茂神社までの桜めぐりコースとしても人気です。

  • アクセス
    地下鉄北山駅や出町柳駅から徒歩圏内。

高野川堤(左京区)

  • 特徴
    賀茂川と合流する高野川の堤防沿いにも桜並木が続き、約330本の桜が咲き誇ります4

  • 見どころ
    静かな川辺と桜のコラボ、地元の散歩やジョギングにも最適な穴場スポット。

  • アクセス
    出町柳駅や叡山電鉄修学院駅から徒歩圏内。

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