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世界遺産「古都奈良の文化財」一覧

 

◎東大寺(「奈良の大仏」)

奈良時代(8世紀)に聖武天皇によって建立された華厳宗の大本山。世界最大級の木造建築である大仏殿には「奈良の大仏」として親しまれる盧舎那仏坐像が鎮座し、奈良時代の国家的事業としての寺院造営の象徴です。境内には南大門や二月堂など多数の国宝建造物があります。

◎興福寺

藤原氏の氏寺として建立され、飛鳥時代から続く歴史を持つ法相宗大本山。国宝の五重塔(高さ約50.1m、日本で2番目の高さ)は730年に光明皇后の発願で創建され、5回の焼失と再建を経て、現存の塔は室町時代(1426年頃)に再建されました。他にも東金堂や北円堂など国宝建造物が多数残ります。

◎春日大社

藤原氏の氏神を祀る神社で、奈良時代の創建と伝えられます。20年ごとに社殿を造り替える「式年造替(しきねんぞうたい)」の伝統が続き、神々への感謝と祈りの儀式が重んじられています。本社本殿など国宝建造物のほか、境内には多くの燈籠が並びます。

◎春日山原始林

春日大社の神域として千年以上にわたり伐採が禁じられてきた特別天然記念物の原生林。約298ヘクタールの広大な範囲にわたり、多様な動植物が生息し、都市近郊に残る貴重な自然林としても評価されています。

◎元興寺

飛鳥時代に創建された日本最古級の寺院で、奈良時代の瓦や木造建築の遺構が現存します。極楽坊本堂や禅室など国宝建造物が残り、古代寺院の姿を今に伝えています。

◎薬師寺

天武天皇の発願により飛鳥時代末期に建立され、平城京遷都とともに現在地に移転。国宝の東塔(三重塔)や薬師三尊像など、奈良時代の仏教美術・建築の粋を集めた寺院です。

◎唐招提寺

鑑真和上が創建した律宗の総本山。奈良時代から伝わる金堂や講堂など国宝建造物が並び、中国唐代の建築様式を色濃く残しています。戒律を重んじる仏教文化の象徴です。

◎平城宮跡

奈良時代の都・平城京の中心部に位置する宮殿・官庁の遺構。特別史跡に指定され、発掘調査によって当時の政治・行政の中心地としての様子が明らかになっています。大極殿や朱雀門が復元され、奈良時代の都城の姿を体感できます。

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