古都金沢の観光情報
◎加賀前田家時代の歴史的建造物
兼六園
日本三名園の一つとして名高い兼六園は、四季折々の美しさと広大な庭園が魅力。池や築山、茶屋などが点在し、金沢の歴史と自然美を堪能できます。駅からバスでアクセスしやすく、観光客の満足度が非常に高いスポットです。特に春の桜や冬の雪吊りなど、季節ごとの景観も楽しめます。
兼六園に関しては、別ページでさらに詳しく説明しています。
金沢城公園
加賀藩前田家の居城跡を整備した歴史公園で、復元された城郭や門、広大な敷地が見どころ。隣接する兼六園と合わせて巡るのがおすすめで、歴史好きはもちろん、散策好きにも人気です。夜間のライトアップも幻想的です。
長町武家屋敷跡界隈
かつての武士の暮らしが偲ばれる長町武家屋敷跡界隈は、土塀や石畳の小路が美しく、静かな雰囲気が魅力。歴史的な町並みをのんびり歩きたい方にぴったりで、写真映えするスポットも点在しています。
◎茶屋街(金沢市の三茶屋街)
金沢市には「ひがし茶屋街」「にし茶屋街」「主計町(かずえまち)茶屋街」の3つの茶屋街があり、江戸時代の情緒と伝統が今も色濃く残る観光名所です。
1.ひがし茶屋街
概要
金沢を代表する茶屋街で、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。石畳と端正な木造建築が連なり、観光客で賑わうエリア。
歴史
1820年(文政3年)、加賀藩公認のもと浅野川東岸に茶屋が集められて発展。当時は約90軒の茶屋が並び、現在も伝統的な町並みが保たれています。
他の茶屋街との違い
規模が大きく、観光スポットや飲食店、体験施設が充実。町家カフェや金箔体験、和菓子店など観光客向けのサービスが豊富です。
2.にし茶屋街
概要
ひがし茶屋街よりコンパクトで落ち着いた雰囲気。出格子の建物が並び、芸妓の数が三茶屋街で最も多いとされます。
歴史
ひがし茶屋街と同時期に、犀川の西側に整備された茶屋街。藩政期から続く伝統を今も守っています。
他の茶屋街との違い
観光客が比較的少なく、静かに散策できる雰囲気。芸妓文化が色濃く、運が良ければ三味線や太鼓の音も聞こえます。
3.主計町茶屋街
概要
浅野川沿いに位置し、細い路地と出格子が続く風情ある街並み。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
歴史
江戸時代、富田主計の屋敷があったことから「主計町」と呼ばれるようになり、明治期以降に茶屋街として発展しました。
他の茶屋街との違い
ひがし茶屋街より静かで落ち着いた雰囲気。夕暮れや夜のライトアップが美しく、川沿いの景色も魅力です。
◎市場
近江町市場
“金沢の台所”と呼ばれる近江町市場は、新鮮な海鮮や地元グルメを味わえる活気あふれるスポット。食べ歩きやお土産探しにも最適で、観光客から地元の人まで幅広く愛されています。駅から徒歩圏内でアクセスも良好です。
◎現代美術・現代建築
金沢21世紀美術館
現代アート好きに大人気の金沢21世紀美術館は、ユニークな建築と体験型の展示が魅力。アートに興味がなくても楽しめるインスタ映えスポットも多く、幅広い世代に支持されています。駅からもアクセスしやすい立地です。
金沢駅 鼓門・もてなしドーム
金沢観光の玄関口として象徴的な鼓門と、ガラス張りのもてなしドームは、到着した瞬間から金沢らしさを感じられるスポット。フォトスポットとしても人気が高く、駅利用者なら一度は立ち寄りたい場所です。
◎神社仏閣
尾山神社
金沢を代表する神社で、加賀藩主・前田利家と正室お松の方を祀っています。和漢洋折衷のステンドグラスが特徴の神門は国の重要文化財で、歴史ファンや写真好きにも人気。市街地中心にあり、アクセスも抜群です。夫婦円満や勝負運などのご利益もあり、観光客の参拝が絶えません。
尾崎神社
徳川家康を祀る神社で、「北陸の日光」とも称される美しい社殿が特徴。金沢城公園近くにあり、重要文化財に指定された建築物も多く、歴史や建築に興味のある観光客におすすめです。
妙立寺(忍者寺)
妙立寺は、加賀藩第三代藩主・前田利常によって創建され、江戸時代の防衛のためにさまざまなからくりや隠し部屋、逃げ道、落とし穴などが施された寺院です。外観は2階建てですが、内部は7層構造で23の部屋と29の階段があり、迷路のような作りが特徴。徳川幕府への備えとして要塞的役割も果たしていたため、まるで忍者屋敷のような複雑な構造になっています。観光客にはガイド付きで内部を案内してもらえるため、歴史や仕掛けの解説を聞きながら見学できる点が魅力です。拝観には必ず電話予約が必要で、未就学児は拝観不可。専用駐車場はなく、近隣の有料駐車場を利用する形になります。金沢市内でも唯一無二の体験ができる観光スポットとして、国内外から高い人気を集めています。